介護業界は転職が多いという噂は本当か

介護業界というと、転職を繰り返す人も多く、離職率が高いと思っている人が多い。
しかし実は、産業全体で見た場合の離職率というのは15%くらいと言われている。
介護業界に限っていうと、だいたい16%程度であることが多い。
果たしてこれは離職率が高いというのであろうか。

介護職というのは、高齢者に対するサービス業の一種であるという認識は広まっている。
飲食店などのサービス業では、離職率は30%を超えている。
娯楽やアパレル業界のサービス業でも、離職率は軽く20%を超えてしまう。
サービス業という枠組みで見れば、介護業界の離職率は決して高いとは言えないのである。

確かにかつては介護業界の離職率が高かった時代もある。
これは介護職というのがまだ世の中に浸透していない頃のことで、人出不足による過酷な労働環境や、世間への認知が低く雇用条件が整っていない、などという問題があったからだ。
しかし介護職に携わる人間が増えて、働く環境というものは徐々に改善されている。

介護業界には、資格を有していないとできない職務というものがあり、雇用条件だけでなく、仕事自体にやりがいを見出している人も多くなってきた。
介護業界をやりがいのある仕事と考える人は、長期的に仕事に携わることが多く、介護職の離職率低下といったことにもつながっている。
介護に携わる人が身近に増えていることもあり、転職などの話を聞く機会も増えているだろうが、介護業界全体から見ると、長く携わる人は増加傾向にあるのだ。